呼吸器科(息切れ外来)
千川通りクリニックの呼吸器科(息切れ外来)
当クリニックの呼吸器科の特徴
呼吸器系でよく診る症状は「息切れ」ですが、実は肺だけではなく心臓などの循環器系にも関係するため、総合的に診療することが重要です。特にご高齢の方の息切れは、COPD(慢性閉塞性肺疾患)または心不全の可能性を考えなければいけないケースが多いです。中には、心臓や肺に問題がなくても、サルコペニアといって筋肉量が落ちやすい状態になっているため息切れしているケースもあります。
こんな症状の方は受診ください
息切れする
咳や痰が止まらない
健康診断で胸部異常を指摘された
痰に血が混じる
呼吸がうまくできない
全身に疲労感や倦怠感がある
体重が減少している
呼吸をするとゼェゼェ、ヒューヒューと音がする
COPD(慢性閉塞性疾患)や喘息、心不全などの大きな病が隠れている可能性もあるため、早めにご相談ください。
呼吸器科の代表的な疾患
気管支喘息
空気の通り道である気管支が狭くなり、呼吸をすると「ゼェゼェ」「ヒューヒュー」と音がする、咳や痰が止まらず呼吸が苦しくなる、といった症状がみられます。気管支喘息の場合、気管に慢性的な炎症が起こっています。そのため、呼吸など簡単な刺激によって気管支が腫れたり、気道の筋肉が収縮したりしてしまうのです。炎症が長く続くと重症化するため、早めの治療をおすすめします。
肺炎
ウイルスや細菌が肺の中に入って炎症を起こす病気です。健康な方だと体内で自然に排除できますが、体力が落ちていたり慢性疾患を抱えていたりと免疫力が弱っている方は、感染や重症化の可能性が高くなります。症状は風邪と似ていますが、激しい咳や高熱、胸の痛みなどの症状が続く場合は、肺炎の可能性があります。
COPD(慢性閉塞性疾患)
タバコの煙など有害物質を長期間吸い込むことで、気道や肺などに炎症が起きる病気です。最大の原因は喫煙で喫煙者の15〜20%が発症します。さらに中高年は発症しやすく、40歳以上の人口の8.6%が罹患しています。COPDになると、身体を動かしたときに息切れや呼吸困難、咳や痰が続きます。当クリニックでは治療はもちろん禁煙外来も行っているため、発症の予防をサポートします。
気管支炎
気管支に炎症が起きて、咳や痰、鼻水、熱などの症状が出ます。症状が数日〜数週間で治まる急性気管支炎と、数週間〜数ヶ月続く慢性気管支炎があります。急性気管支炎の場合は、ウイルス感染やマイコプラズマ、百日咳菌などの病原体が主な原因です。慢性気管支炎は急性からの移行や喫煙などが挙げられます。
肺気腫
主に喫煙によって肺の中の細胞が破壊されてしまう病気です。細胞が壊れると肺の弾力が失われることで呼吸機能が低下してしまいます。症状は少し動いただけでの息切れ、咳や痰、動悸などです。重症化すると安静にしていても息苦しさを感じるようになります。破壊された細胞は元には戻らないため、早めの処置が必要です。
睡眠時無呼吸症候群
空気の通り道である上気道が狭くなり、睡眠中に呼吸が止まる状態を繰り返して様々な合併症を引き起こします。肥満により首まわりの脂肪が多いと上気道が狭くなるので発症の可能性が高まります。そのほか扁桃肥大、舌が大きい、鼻炎・鼻中隔湾曲も発症の原因となることがあります。症状はいびき、夜間頻尿、日中の眠気や起床時の頭痛などです。無呼吸によって低酸素状態が発生するため、日中の眠気による判断力や集中力の低下、さらには高血圧や糖尿病などを起こす要因にもなります。いびきなどの症状でお悩みのかたはご相談ください。
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